GT-TUG20 JapaneseEnglish
はじめに
  • はじめに
  • GT-TUG20の特徴
  • そもそも
  • 超強力助っ人
  • そもそも…
    ◆ はじめに〜開発の背景

    92年に“造るぞ!”宣言をして以来たくさんのイメージスケッチを描いた挙句に、6,7年前にとりあえず想いをサインペンで仕上げてパソコンで着色したイメージ図。マウスによる操作だったので苦労しました。イメージを最優先していたので後部キャビンの天井高の低さや幅80cmの一枚ドア(ということはサイドデッキは80cm以上必要だと後で気がついた)など、計画が進行するにつれて、アチコチ修正されました。

    「そもそもは幼少の頃にTVで観た、小さなタグボートが主人公のアニメがトラウマになっていたのでしょう。それが、当時舵誌で連載していた「タダミのマイフェバリットボート」の取材で1992年、アメリカ東海岸のニューイングランド地方に行った折に、18ftのニューイングランド・キャットボート(御当地特有のキャットリグのクラシックなディンギー)をタグボートに改造した1隻に出合った事で、何時か自分で設計したタグボートを浮かべよう、と決心し、その連載記事の中で宣言しました。

    それからは、水面から上のボートの姿のスケッチは何十回となく行ったのですが、造船の基本を知らない悲しさで、毎回水面から上のスケッチ止まりで十数年が過ぎていきました。その間に国内でもぽつぽつタグやらワークボートっぽい舟が誕生し、宣言したのは自分の方が先だという自負心は焦りに変わっていた矢先に、さまざまな出会いがあった事で、一気に建造を目指せるようになりました。
    何故、タグボートなのか?については、上記のトラウマもありますが、今まで20年以上海外のボートを取材・紹介してきたにも拘らず、国内では一向に個性の強いボートは生まれてこない苛立ちがありました。だったら自分の好みのボートを造れば、イライラは治まるじゃないか、というプラトニックな側面もありました。では何故、ディーゼルのインボードかインアウトにしないで、船外機駆動なのかといえば、それやはりアニメのイメージが強烈に残っていたからです。昔、小さな子供がスーパーマンの格好を真似て、首から風呂敷たなびかせて高い所から飛び降りたりするのと同じです。さらに無類の船外機大好き症候群でもあります。こんなに機能的な動力源って他に知りません。そんなこんなで、クルマでいうミニクーパーみたいなボートが出来たら楽しいな、という思い入れを詰め込みました」

     
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